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梅雨の中すっきりしないお天気が続いていますが皆様は如何お過ごしですか。
今日は薬味の代表格ともいえるしょうが(ジンジャー)についてお話をしてみようと思います。
ショウガ科は約50属1100種類で、特に大きな科とも言えませんが、熱帯・多湿の東南アジアのジャングルではショウガ科の植物はしばしば大群落を形成します。
ジンジャーもまた、コショウのように“スパイスの道”と呼ばれるインダス河、ペルシャ湾、紅海を結ぶ陸地づたいの航路によりアジアからヨーロッパに運ばれました。イギリスでは1ポンドのジンジャーが羊1頭に匹敵した高価な時代もありました。1271年にはイタリアのマルコポーロが中国を訪れ、その後「東方見聞録」を著しますが、彼がジンジャーを知って以来、ヨーロッパに大量に運ばれるようになりました。また、ジンジャーは高温多湿の気候の土地であれば容易に育つので、16世紀の半ばにはスペイン人が栽培を始めました。
今では手頃な価格で購入できるスパイスですが、昔はとても貴重なものでした。
コショウが金に値する高価なスパイスだったのに対して、ジンジャーは民衆が市場で気軽に買える安価なスパイスになりました。一方薬用面での評価も高く中世ヨーロッパに流行ったペストに対して疫病薬として用いられました。
ジンジャーは、古くから料理の重要な香辛料として、また薬草として大切に扱われてきた植物です。特に中国の伝統的医学では重視されてきました。日本の民間療法でも、生姜(ジンジャー)は昔から喉の湿布などで用いられてきました。子供のころ風邪をひいたときに、生姜の温湿布をしてもらった経験がある方が現在でもおられると思います。ジンジャーの語源となったとされるインドのジンギ地方では、お腹を壊したときに、ジンジャーのお茶を好んで飲む習慣があります。
最近ではジンジャー紅茶としてダイエットティーとして人気もあるようです。
また生姜は風水では魔除けとしても使用されます。
またジンジャーの花もとても美しく通常ジンジャー・リリーよばれ夏の時期にはフラワーショップなどでも見かけることがあります。
ジンジャーの花の種類の中でも純白のジンジャー・リリーはとても爽やかな清涼感のある香りを持った癒しのお花です。
では食材としての生姜はどのような効果があるのでしょうか。
しょうが(生姜)は、様々な効能があることで知られる食材でもあります。
しょうがの栄養成分は、それほど多くはないですが、しょうが独特の辛み成分や香り成分に薬効があります。
しょうがの辛み成分ジンゲロール・ショウガオール・ジンゲロンには血行を促進する作用や、体を温める働きがあるほか、新陳代謝を活発にし、発汗作用を高める働きがあります。 また、強い殺菌力があるのもこれら辛み成分の特徴であります。
しょうがの香り成分では、食欲増進の働きを持つシネオールが含まれており、疲労回復・夏バテ解消に役立ち、健胃・解毒・消炎作用もあります。
これら辛み・香り成分には抗酸化作用があり、老化を防ぎ、がんの発生・進行を防ぐ効果があるといわれています。しょうがは、中国では漢方薬として用いられ、生のしょうがを生姜(しょうきょう)、乾燥したものを乾姜(かんきょう)と呼び、その薬効は、吐き気止め、風邪、鼻づまり、冷え、頭痛、咳、食欲不振の改善などが挙げられているそうです。
しょうがは、健康増進、美容促進、ダイエットに、また血の巡りが悪い方におすすめの食材でもあります。
また解毒作用もあるため気の滞りの時などにもよいかもしれません。
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